粗忽長屋の殺人 河合莞爾伊勢屋の婿養子がまた死んだ! 婿をとったお嬢さんは滅法器量よし、お店は番頭任せで昼間から二人きり。新婚は、夜することを昼間する、なんざ、それは短命だ……。ところがご隠居さん、次々に死んだお婿さんの死に方を聞くと、何やら考え始めてーー。(「短命の理由」)古典落語の裏側に隠れていた奇妙なミステリー、ご隠居さんの謎解きが始まる!
落語調です。
落語、全然知らないので、古典落語が本当なのかどうなのか。
まぁ登場人物に関しては冗談みたいな人ばかりで、
多少、ドン引いてしまったのですが、2話目以降になると
こういう展開に慣れてきたせいもあって、4話目になると
声出して笑った。
江戸時代なのに、時事ネタぶっこんで来るし。
そのネタが全然ハッキリ書いてないんだけれど、明らかに
野々村元議員の号泣会見(爆)
全然書いてないんだけどっ!!
これ出してくるんだーと笑っちゃいました。
在原兼平(歌人)をアリババの股ぐらと言ったり。
まぁ・・・いろいろ酷いですが。
この作者さんのこういう作品読んだことなかったので。
今まではどちらかというとクールなミステリー、ハードボイルドも
あったりという感じだったので、最初は作者のイメージが
ついてきちゃって馴染めませんでしたが、最終的には
楽しく読みました。